日本誤嚥性肺炎予防協会の取組み

誤嚥性肺炎に罹患する方が増加しています。誤嚥性肺炎に一度かかると、何度も発症するのがこの病気の特徴です。
特に高齢者ではかかりやすく、対応を誤ったり、発見が遅れると非常に怖い病気です。
だからと言って、何もできないわけではありません。
日本誤嚥性肺炎予防協会では、多くの方々に正しい知識を知っていただくための以下の
ような取組みをしています。

J-APPAのミッション

肺炎と聞くとどんな症状を思い浮かべますか?熱が息をするのも苦しいとか、咳が出て気管支の辺りが痛いとかだと思います。

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嚥下障害への対応

65歳以上の高齢者数3557万人(2018年)で、総人口に占める割合は28.1%です。これは実に日本人の4人に1人以上が65歳以上です。

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誤嚥性肺炎について

飲み込む力が衰えて嚥下障害を有する人です。特に、高齢者やパーキンソン病、脳梗塞など脳血管障害の既往のある人 がなりやすいといえます。

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見逃さない!嚥下障害

一人でも多く誤嚥性肺炎にならないように
肺炎は癌、心疾患に次いで日本人死亡原因の第3位です。
年間で11万人を超える数の方が亡くなり、言わば国民病と言えるでしょう。
この肺炎のうち70~80%が誤嚥性肺炎であり、この誤嚥性肺炎の原因で最も多いと思われるのは、摂食嚥下障害と言われています。

セミナー開催

誤嚥性肺炎予防のためには、数多くの知識が必要です。しかし、一朝一夕で得られるものではありません。しかも一つ一つの分野は奥深いものがあります。そこで、各分野でご活躍の先生方をお招きして、そのエッセンスをお話いただいております。これにより、様々な知識が得られ、また講師の先生と交流することで、今後困ったことがあった時にアドバイスがいただけるようになりますので、参加することでのメリットは計り知れないものがあります。

誤嚥性肺炎予防士の養成

誤嚥性肺炎予防には様々な職種が関係しています。そこで、各職種間での連携を調整するコーディネーターが必要になります。しかし、コーディネーターはただの連絡調整約ではその任を全うできません。なぜなら、各職種の状況やその仕事内容を理解していなくては、話がうまく伝わらないからです。したがって、当協会では誤嚥性肺炎に関する知識を広く学んでもらい、摂食嚥下障害の分野でその力を発揮していく誤嚥誤嚥性肺炎予防士の養成、育成を行なっていきます。

摂食嚥下専門機関のご紹介

誤嚥性肺炎で悩む方が、どこに相談して良いかわからないことがあると思います。医療機関にしても専門でない場合ももちろんあります。また、時には医療機関ではなく、栄養に関わる栄養士、誤嚥性肺炎予防に特化した口腔ケアができる専門歯科衛生士なども必要であることもあります。さらには、普通食では食べることができない方向けのレストランや宅配などを探すこともあります。こういった摂食嚥下障害があるために、特殊な機関、専門職、サービスなどが必要になった時に、当協会でお手伝いをしていきます。



当協会は嚥下食を提供しているレストランサイトを運営しています