一般社団法人日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)はCOVID-19の治療と予防に関する栄養学的提言を行いました。
それは
提言1:栄養評価の実施
提言2:低栄養患者の栄養状態改善とNST活動の推奨
提言3:エネルギーとタンパク・アミノ酸投与の強化
提言4:微量栄養素の適正投与
提言5:隔離・待機状況における継続的な運動と感染対策
提言6:経口的栄養補助の勧め
提言7:経口摂取不十分症例に対する経腸栄養の勧め
提言8:経腸栄養不可能症例に対する経静脈栄養の実施
提言9:経腸栄養+静脈栄養の重視
提言10:気管挿管症例に対する適正栄養管理の実施
提言11:感染症例に対するNST活動の注意事項
提言12:社会栄養学の実践・予防が最大の治療
という12項目から成ります。
これらのうち1~4が主に栄養不足と免疫低下に関する重要事項を含んでいる。
次回は栄養に関する解説を行っていきます。