誤嚥性肺炎の背後には必ずと言っていいほど、摂食嚥下障害が隠れています。この摂食嚥下障害を見逃さないことが誤嚥性肺炎最大の予防法なのです。嚥下障害は知らず知らずのうちに進行していきます。普通に食べていると思っても問題はすでに始まっているかもしれません。そこで、摂食嚥下障害が悪くなる前に、その兆候についてお話ししましょう。以下の項目をチェックしてみましょう。

声、せき、痰について

□よく痰やせきが出る □痰に食べかすが混じる □食事中むせることが多い□会話中にむせることがある □夜間、せき込むことがある □食事のあと、がらがら声になる

食生活の変化について

□食事時間が長くなってきた □食べると疲れてしまい、食べ物を残しすことがある □食事の好みが変わってきた

食べた時、飲んだ時の状況について

□食べた時にのどに違和感がある □食べたあと、胸がつかえる感じがある □食べこぼしが多い □口の中に食べ物が残る □過去に食べ物をのどに詰まらせたことがある

全身について

□最近体重が減少してきた □水分をあまり取りたがらない □発熱を食い返したり、微熱が続いている

以上の項目は摂食嚥下障害の時によくみられる症状ですからあ、1つでもチェック項目があれば、ぜひ一度医療機関を受診してみて下さい。