以前にサルコペニアとフレイルとはどのようなものかを書きましたが、今回はこの2つをどう予防していくかについてお教えします。

サルコペニアもフレイルも加齢に伴う機能低下を意味していることはすでに言いましたが、予防のアプローチ法は似ています。

1)サルコペニア予防

①バランスの良い食事

②タンパク質・アミノ酸 サルコペニアでは特にたんぱく質の摂取が重要である。特に高齢者ではタンパク質必要量は体重当たりでは、成人の必要量よりも高い。最近では、アミノ酸の中でもロイシンが注目されており、このロイシンは動物性タンパク質に多く含まれています。

③運動 筋肉量減少を抑えるためにも、適切な食事と同時に適度な運動が必要となります。

2)フレイル予防

①エネルギー摂取 エネルギー摂取の評価はBMIが一般的である。年齢が70以上の方のBMIは21.5~24.9(kg/㎡)を目指します。

②バランスの良い食事

将来寝たきりなどにならないように普段からサルコペニアやフレイルを予防しましょう。