アイスクリームは、牛乳及び乳製品に糖質系の甘味料を混ぜて凍らせた食べ物です。大好物な方も多いのではないでしょうか?
しかし、アイスはショ糖を大量に含むことから、糖尿病患者からは敬遠されがちな食品です。
一方、牛乳や乳製品には、食後の血糖上昇抑制効果があることが知られており、これはそれらに含まれる乳清たんぱく質んぼグルカゴン様ぺプチド-1(GLP-1)に分泌促進作用やジペプチジルペプチダーゼ4(DPP-4)の活性阻害作用や乳脂肪の腸管の糖吸収遅延作用が影響していると考えられています。
この作用を確かめるべく、ある実験が行われました。つまり、牛乳や乳製品を使用したアイスとそれらを使用しないアイスにおいて、血糖上昇はどのようになるかです。
結果としては、牛乳・乳製品を使用したアイスクリームは、それらが不使用のシャーベットと比較した場合、血糖が上昇しない食品であることがわかったのです。高齢者などで十分に食事が摂れない方でも、アイスであれば食べるという方は少なくありません。また、アイスクリームは嚥下しやすく、エネルギーやたんぱく質を豊富に含んでいるため、少量でも高齢者にはありがたい食品です。
特に低栄養や老年症候群の予防が重要である高齢糖尿病患者においては有用ですので、アイスクリームの摂取を積極的に勧めることも今後は必要になると思われます。